Credit

マサマヨール忠 / 坂本いろは / 小島藤子

おだしずえ / 末武太 / アイリン・サノ / 沖原一生 / 山本正大 / 吉元宏介 / 渡邊海瑠 / 下村拓巳 / 山本偉地位 / 小川恭未子 / 藩飛礼・竜児

阪田マサノブ / 横山雄二

監督・脚本・プロデューサー:迫田公介

音楽・主題歌「予感」・挿入歌「1000の真理」:ウサギバニーボーイ+kneeeeee+オカダノリコ

エグゼクティブプロデューサー:阪井善和 田川耕治 田中敏也 土井由人 / ラインプロデューサー:植田中 / アソシエイトプロデューサー:露木栄司
撮影:小山田勝治 / 美術:安藤秀敏(Pickpic) / 録音:松野泉 平川鼓湖 / ヘアメイク:NORI 金原萌香 福島瑞栄 / 照明応援:太刀掛進 / 編集:迫田公介 / キャスティング:渋谷寿 / 助監督:森山茂雄 / 制作担当:齊藤光司
後援:呉市 呉市教育委員会 東広島市教育委員会 広島県

製作・配給:とび級プログラム ©とび級プログラム
2019年 / 日本 / カラー / 85分 / 16:9

Introduction

不器用に生きるアナタへ届けたい。

―― 間違ったって、いいじゃない。不器用に生きたっていいじゃない。

人は、不器用で弱い一面がある。でも、大切な誰かを想って守ろうと行動するとき、人は必死になれる強い一面がある。たとえ、その方法が間違っていても。だからやり遂げたとき、心があたたかくなる。誰かと気持ちを共有できたら、優しくなれる。本作は、そんな不器用な3人が織りなすハートウォーミングな物語。

日本人とフィリピン人とのハーフというだけでいじめられる不条理に、人との付き合いを避ける小学6年生の男の子、岸本正哉(きしもとまさや)。空回りして周囲から浮いているのに、いつも笑顔で自分の居場所を求めている正哉と同じクラスの男の子、香山涼太(かやまりょうた)。本当の感情を表に出さずに過ごす彼らに唯一、明るく接してくれる図書室の司書の女性、山崎祥子(やまざきしょうこ)。祥子はある秘密を持っていた。そんな彼女を励ますために2人は突拍子もないことを実行する。真夜中の町中に響く正哉のフィリピンの歌、涼太のDJ、そして祥子へのメッセージ。でもそれは、大切な人 のために一途にやったことなんだと感じる瞬間、とても微笑ましく、優しい気持ちになる・・・。

本作は、迫田公介監督の出身地でもある広島県呉市にて撮影されたオリジナル作品。「観た人の人生を変えてしまうほどの映画を作りたい、そのために広島・呉の力を貸して欲しい」という監督の熱意に賛同した多くの地元の方々に支えられ、2007年に企画が立ち上がり、2017年に本格的に準備がスタート、2018年8月に撮影されました。うつ病を患った経験のある監督自身が、登場人物に自分を投影しながら想いを込めて脚本を書き上げたこともあり、背中をそっと押してくれるような優しさ溢れる作品が完成しました。

主人公の男の子たちを演じるのは、本作の設定と同じく日本人とフィリピン人とのハーフで本作が初主演となるマサマヨール忠と、呉市内で行われたオーディションで大抜擢され、初主演・初出演を飾った坂本いろは。この2人が大切に想う存在の司書・祥子を演じるのは、映画、TVドラマ、舞台等で活躍、演技派女優として注目される、小島藤子。明るく振る舞う反面、どうしようもない現実を抱えてあがいている弱さをもつ女性を可憐に演じています。また、子どもたちを理解する校長先生役に個性派俳優として注目を浴びる、阪田マサノブ、そして、広島で絶大な人気の中国放送アナウンサー・横山雄二が脚本に心を動かされ、正哉の父親役に扮しています。

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Story

小学6年生の岸本正哉(マサマヨール忠)は、フィリピン人と日本人のハーフの男の子。クラスのいじめっ子たちから、何かにつけてちょっかいを受けている。嫌だったけど、自分がハーフだからしかたないと諦め、抵抗することなくやり過ごしていた。そんな正哉の学校でのよりどころは、優しく見守ってくれる新任司書の山崎祥子(小島藤子)と過ごす図書室だけだった。
正哉と同じクラスの放送委員の香山涼太(坂本いろは)は、DJカヤマと称して必死で校内放送をしていたが皆に不評で、いつも空回り。クラスのなかでも浮いている存在だった。特に給食時間に流れるただうるさいだけの放送には、正哉もうんざりしていた。
ある日、いつもの通り、正哉が図書室に向かうと、涼太が祥子と楽しそうに話していた。自分だけの場所のように感じていた正哉は面白くない。だが、マイペースの涼太は、特別放送を企画していた。なんと「校長先生殺人事件~どっきり~」の実録放送!?当然ながら、正哉は乗り気ではない。だが驚いたことに祥子は涼太の企画を手伝うという。涼太のペースに正哉次第と巻き込まれていく。
その祥子にはある秘密があった。ある時、その秘密を目にした涼太は、正哉に話す。「僕には話してくれたんだよ」と。涼太の小さな嘘に、正哉は「僕には話してくれなかった」と傷つく。
とうとう特別放送日がやってくる。とんでもない涼太の企画を実行してしまった祥子は謹慎処分となってしまった。心療内科に通いながらも、自宅でひっそり過ごす祥子。
そんななか、正哉と涼太は、祥子を励ますために、ある計画を立てるのだった・・・。

Cast

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マサマヨール忠Tadashi Masamayor

2004年生まれ、神奈川県出身。
日本人の父とフィリピン人の母をもつハーフ。本作がデビュー作になる。オーディション自体も初めての経験だったが岸本役に大抜擢、初主演を飾る。撮影では悪戦苦闘しつつも、随所に自身の経験を交えながら役に向き合った。

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坂本いろはIroha Sakamoto

2007年生まれ、広島県出身。
本作のために呉市内の各小学校で配布された映画オーディションに応募したところ、男の子に間違われ、1次審査を通過。その後のオーディションにて出演が決定。演技経験はまったく無く、本作が初出演となる。

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小島藤子Fujiko Kojima

1993年生まれ、東京都出身。
2008年テレビ朝日「キミ犯人じゃないよね?」で女優デビュー、09年TBS「小公女セイラ」の真里亜役で注目を集める。代表作にNHK大河ドラマ「花燃ゆ」(15)、NHK連続テレビ小説「カーネーション」(12)、「ひよっこ」(17)の他、映画では『馬の骨』(18/桐生コウジ監督)にて映画初主演。主な作品に『書道ガールズ!!私たちの甲子園』(10/猪股隆一監督)、『HiGH&LOWTHEMOVIE』(16/久保茂昭監督)、『青空エール』(16/三木孝浩監督)、『氷菓』(17/安里麻里監督)、『この道』(19/佐々部清監督)など。FODオリジナルドラマで地上波放送された「百合だのかんだの」が話題を呼び、映画、ドラマ、舞台へとさらに活躍の場を広げている。

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阪田マサノブMasanobu Sakata

1965年生まれ、大阪府出身。
数多くの映画、ドラマ、CMなどで独特の存在感あるバイプレーヤーとして活躍中。主な出演作として、映画『波の数だけ抱きしめて』(91/馬場康夫監督)、『GANTZPERFECTANSWER』(11/佐藤信介監督)、ドラマ「高校入試」(12/CX)、「信長協奏曲」(14/CX)、「おんな城主直虎(17/NHK)、「あなたの番です」(19/NTV)、NHK連続テレビ小説「スカーレット」(19/NHK)。本年に入り、「オペレーションZ」(WOWOW)、「テセウスの船」(TBS)などにも出演。

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横山雄二Yuji Yokoyama

1967年生まれ、宮崎県出身。
1989年(株)中国放送にアナウンサーとして入社。ラジオやテレビのバラエティ番組出演から、映画監督・俳優・歌手活動・作詞家・小説家・俳人・レーサー・コラムやエッセイの執筆など、多彩なジャンルで活躍。15年、放送文化の向上に貢献した団体や個人を表彰する放送界のアカデミー賞とも言われる「第52回ギャラクシー賞」を受賞。主演映画『ラジオの恋』(15/時川英之監督)はアメリカのシネマベルデ映画祭で観客賞を受賞。監督作品『浮気なストリッパー』(15)では、ミニシアターの観客動員記録を塗り替えるヒットを飛ばす。18年10月、自身初の小説「ふるさとは本日も晴天なり」を角川春樹事務所(ハルキ文庫)から上梓。著書には「横山の流儀」「別冊/天才!ヨコヤマ」「生涯不良」などがある。現在、みやざき大使(宮崎市)、いしのまき観光大使(宮城県石巻市)を務める。

Music

ウサギバニーボーイ+kneeeeee+オカダノリコ

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ウサギバニーボーイ

広島を中心に活動する20人規模のバンドサークル。20人の中で時間の合うメンバーが各地に送り込まれるという制度を採用。20人の年齢差も17歳と全世代対応。これまで2012年と2013年に全国流通音源を発表。全国の同業者、専門家を中心に絶賛される。また精力的に自主企画を開催し、全国のインディーズアーティストを広島に招きシーン形成の旗手として奮闘。これまでに、modest mouse の来日サポート、OGRE YOU ASSHOLE、 PANIC SMILE、BOAT、COMEBACK MYDAUGHTERS 等と共演。

http://usagibunnyboy.com/

kneeeeee

広島県在住。nekomusume やサーカスサンズと言ったバンドでキーボードを弾く傍らで、ソロ活動として TENORI-ON や LECTRIBE 等の機材を駆使して楽曲を制作し、時々ライブをしている。ポップ。
2014 年 SCHOLE RECORDS 開催の「Akira Kosemura 虹の彼方リミックスコンテスト」にて特別賞受賞。

https://soundcloud.com/kneeeeee

オカダノリコ

広島県在住。好きな音は虫の声、ひぐらしの声、散歩している時などにどこかの家から聴こえてくるピアノの音。2016年、トウヤマタケオ監修によるアルバムをリリース。
2018年、弾き語り+ほかの楽器によるアルバム「かたち」を、ハラダムゲン、イモトユウスケと共に制作。

http://blue.zero.jp/cochineal

Staff

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監督・脚本・プロデューサー・編集
迫田公介 Kousuke Sakoda

1977年、広島県呉市に生まれる。 2004年ニューシネマワークショップ在学中に短編映画『この窓、むこうがわ』を監督する。
繊細な心の揺れを表情に引き出す演出と独特の映像感覚が評価され、続いて制作された『の、なかに』(05)と共に国内外の映画祭に入選、招待上映される。長編映画準備中に鬱病となる。3年間療養、入退院を経て、映画『父の愛人』にて復帰。3ヵ国12の映画祭にて招待上映を受け、またインド、アメリカの映画祭で賞を受ける。同作品は、中編映画ながらも劇場公開され、話題を呼んだ。
2014年より広島県呉市在住。本作が長編初作品となる。

《Filmography》

『この窓、むこうがわ』(2004)*短編(16mm/19分)
『の、なかに』(2005)*短編(20分)
『父の愛人』(2012)*中編(38分)ムンバイ・サードアイアジア映画祭(インド)審査員特別賞、ビバリー映画祭(アメリカ)ベストアクトレス賞

《監督からのメッセージ》

生きるのが下手で不器用な監督だと、ある映画監督に言われたことがある。信じる力が人一倍あって、それなのに信じない心も人一倍ある。同時に存在していて、だからとても危うくて、そしてそれが君の作家性だと。映画を撮りました。ハーフの男の子、みんなに馬鹿にされてる男の子、そしてそんなふたりの男の子たちに慕われる図書室司書の祥子。
生きるのが下手で不器用な3人。そんな3人を僕が描きました。生きるのが下手で不器用な僕が。ふたりの男の子は、うそをついていました。そして秘密を抱えた祥子。ふたりの男の子は、世界中にうそをつきました。秘密を抱えた祥子を救う為に。
生きるのが下手で不器用_。実はどんなひとにもそんな面があって、もしかすると苦しくなったりしんどくなったりしているのかもしれない。僕は伝えたい。そして分かり合いたい。この映画を観てくれる人々と。「世界中にうそをつく。大切な人の為に。」もしかすると間違っているかも知れないこと。だけど救いになると信じること。
3人のその孤独が、その小さかった力が合わさり、温かくひとつになり得たように、この映画を観てくださる方々の、その心の中にある切実さに、少しでも合わさりますように。
願い、祈りを込めた映画。是非ご覧いただけたら幸いです。

協賛

協賛:相川敏郎 / 安芸総合法律事務所 / 朝日容器 / イーイング・コーポレーション / 石田 / イマムラグループ / エイブル / オオサワ創研 / オカモト産業 / 医療法人金谷医院 / カフェ / RANZO / カルティベイト / 木川正孝 / goodspeed / 井原自転車店 / 呉の酒場の大人たち / 呉倫理法人会有志 / 小柴クリーニング / コムタスグループ / サイキエンタープライズ / 笹生実久 / ジャパンツゥリスト / seeds / 杉谷テル / 須田モータース / ステップ / せとうみ歯科医院 / 大新土木 / ダイユウ技研土木 / たおく法律事務所 / 高岡工業 / 中国小島藤子応援グループ / 賃貸広島ドットコム / 司商事 / 椿庵博美屋 / テイケン / トゥモロー / Do You アスリートクラブ? / 中谷建設工業 / 西宏昌税理士事務所 / ニッキフッコー濱田一三 / 広島城北学園12期会有志 / 廣島ゼネラル / ヒロシ工業 / フジミクレ / 松森自動車商店 / 丸CO@26 / リライアンス・セキュリティー (50音順)